「エンドには感謝してる。親父を殺してくれて」
被害者の遺族から出たのは意外な言葉でした。
ROUTE END ルートエンド第五話あらすじ(グロ注意)
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前の話:ROUTE END ルートエンド第4話ネタバレ&感想:第3の被害者とその遺族
遺族の言葉
エンドに感謝している。
そう言った第三の事件の被害者「若狭仁」の息子。
「殺されて良かった?」
その衝撃的な言葉に春野は思わず聞き返してしまいました。
「世の中には生きてるより死んだ方が価値のある人間ってのもいる。あいつがそうだった」
そう悪びれもせずに若狭は言いました。
「もちろん他の被害者はお気の毒に思うがな」
一応春野を気遣ってか、そんな言葉を口にする若狭。
「それで?君は何の用だ?」
若狭は春野がここへやって来た理由を尋ねます。
「エンドを見つけたいんです」
「警察がやってる」
そう返す若狭でしたが、春野は刑事も頼りないし、何もしないよりはマシだと自分がここへやって来た理由を話しました。
画像引用:ジャンプ+
「警察より先に見つけたいのか?」
その若狭の質問に春野は何も言いませんでした。
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若狭がエンド?
若狭から話を聞き、家を後にしようとした春野。
そこに丁度若狭に対してのワイドショーの取材がやってきました。
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「先に謝礼について相談しろ」
そう言う若狭に対し、ワイドショーのリポーターは言いました。
「若狭恭司さん、あなたがエンドですね?」
呆気にとられる春野と若狭。
若狭に対しリポーターは続けます。
心理学者の先生が若さが犯人である可能性が高いとしている。
今までの『殺されて良かった』『エンドに感謝していくらいだ』というインタビューの発言から疑われるのも仕方ないのではないか。
それを複雑な表情で見つめる春野。
春野の視線を嫌に感じたのか、謝礼は払うというリポーターの主張を尊重したのか。
「入れ」と若狭は家に彼らを招き入れました。
それを春野はやりきれない表情で見送りました。
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橘社長の足跡
その二日後。
五十嵐が所属するエンドの事件捜査本部では橘社長が生前清掃に携わった家を調べる事になりました。
その中のある家を見て、五十嵐は驚きます。
それは五十嵐の弟がかつて住んでいた家。
今は春野の住まいでした。
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帰宅した春野は訪ねてきた五十嵐から事情を聞き、納得しました。
一応自分でも調べてみたという春野。
五十嵐もマンションの構造上隠すのは無理だろうとの見解で、床は剥がさない事になりました。
しかし春野の家では弟が命を絶ってしまったドアノブが気になってしまう五十嵐。
そんな彼女に「俺にも弟がいるから」と春野は自分も五十嵐の話を聞いてから色々考えてしまったことを告白します。
思わず謝る五十嵐。
そしてそのまま春野の家を後にします。
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あの裏道が続く場所
画像引用:ジャンプ+
そして五十嵐を見送った春野は、例の裏道から五十嵐が帰ろうとするのを見つけます。
以前春野の家を見つめていた男も通ったあの裏道。
エピソード詳細:ROUTE END第2話:春野の部屋と次の犠牲者
裏道が気になった春野は五十嵐に自分も一緒に行くと主張します。
五十嵐の説明によると、この裏道は警察署の駐車場に続いているそうです。
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そして春野は鳥居がある事に気が付きます。
どんな神社なのか五十嵐に尋ねるも、五十嵐自身はそれほど興味を惹かれなかったのか、神社には行った事がなかった様です。
春野は好奇心から神社を訪ねてみようとします。
「言われると気になるから」とそれに追従する五十嵐。
そこは最後に橘社長が立ち寄ったと思しき神社なのですが、現時点で二人にはそれを知る由もありません。
エピソード詳細:ROUTE END第1話:「死」がテーマの重厚サスペンス!?
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またしても事件が?
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そこは如何にも「田舎の神社」という風のこじんまりとした神社でした。
二体の狛犬を春野は「ヘンテコな狛犬」と評しますが、五十嵐は何かを見つけ急に駆け出しました。
「え!?急にはしゃぎすき…」
五十嵐の行動を見て春野は言いましたが、五十嵐と同じものを春野が見つけたらきっと同じ様な行動をとっていた事でしょう。
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五十嵐が向かった先には今まさに命を絶とうとする首つり自殺の現場だったのです。
苦悶の表情を浮かべる自殺志願者にしがみつく五十嵐。
五十嵐の必死の救出が功を奏し、彼は一命をとりとめます。
「大丈夫!?」
救出した男にそう声をかける五十嵐でしたが、男は五十嵐を振り切り、春野の横を抜け石段を駆け下りていきました。
男の後を追おうとする二人でしたが「どうしましたか?」とこの騒動を聞いてこちらにやって来たであろう声に呼び止められました。
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恐らくこの神社の宮司であろう男は不思議そうに二人を見つめるのでした。
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「ROUTE END ルートエンド」第五話の感想
なんかすごい急展開だなぁ…。
あの自殺を試みていた人物はエンドの事件の遺族とかだったりするんだろうか?
そしてこの神社何かあるんだろうなぁ。
橘社長と無関係という訳でもないだろう。
正直エンドの事件に関しては全く犯人像がわからないのですが、なんとなく若い男なんじゃないかとは思っています。
結構馬力のいる工具を扱うだろう点からの推測ですが。
そして自分の父親に対し「世の中には生きてるより死んだ方が価値のある人間ってのもいる。あいつがそうだった」という若狭の発言。
どちらかと言うと否定的な意見が大多数なんでしょうが、これに関しては私は「本人がそう思うならそうだろうな」と思います。
自分の親だから、という理由で無条件に愛することができる訳ではないと思いますし。
世の中どうしても相容れない人間というのは存在するし、それが自分の親であった事は不幸だろうけど、それも仕方ないのかなと。
こればかりは正直どうしようもないし。
実際殺された若狭仁がどういった人物であったかは描かれてないのでわからないですが。
中にはこんな風に考える遺族がいてもおかしくはないんだろうな、とは思いました。
こういった表現ができるようになったのに世の中の多様性を感じますね、悪い意味でも。
毎回言ってる気がしますが、次回もどうなっていくのか楽しみです。
次の話:ROUTE END ルートエンド第6話ネタバレ&感想:エンドの正体は誰なのか?
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