comico新作の「ベールに憧れる男」が深すぎる

10/29にcomicoで新連載が決まった「ベールに憧れる男」

これがかなり根深い作品なので、続きが楽しみです。

comico新作は問題作?ベールに憧れる男の根が深い

来年映画化が決定している、いじめ問題を描いた「傷だらけの悪魔」をはじめ美容整形がテーマの「全ての人が美しい世界」(PLUSに移籍)、3月に完結した障害がテーマの「菜の花ボーイズ」など社会問題がテーマの作品も多いcomico。

今回新連載が始まった「ベールに憧れる男」もその一つです。

こちらはタイトルからも想像がついているとは思いますが、ジェンダーハラスメントがテーマです。

「LGBTじゃないの?」って意見もありますが、私個人としてはそれは違うんじゃないかな?という心境です。

その辺りもあらすじを見てからお話したいと思います。

ベールに憧れる男あらすじ:主人公はゴツイ男の子・花道愛夢

小さなころに、誰かが捨てたベールを好奇心からかぶってみた花道愛夢。

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画像引用:ベールに憧れる男第1話

その時鏡に映った自分の姿が、すごくキレイで思わず見惚れてときめいた。

中学三年生になった今もハッキリ思い出せるくらいに。

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画像引用:ベールに憧れる男第1話

そんな少年・花道愛夢は今や2mも視野に入るほどの身長189.9cmの立派な体格に育ちました。

しかし、趣味は可愛いぬいぐるみ集めで可愛くてキレイなものが大好き。

特技は手先の器用さを活かした小物作り。好きな色はピンク。

自分の事も勿論大好きで、仲良しの友達は同じ可愛いものが大好きな4人の女の子達。

みんなで仲良くケーキを食べたり、おしゃべりしたり、可愛いぬいぐるみのお店に行ったりして遊びます。

そんな愛夢の世界はカラフルで楽しく、輝いていました。

ちなみに口元の傷は飼い犬のエンジェルに引っかかれてできたものです。

そんな幸せいっぱいの愛夢の世界でしたが、同級生の男子たちは違う目線で愛夢を見ていました。

「熊みたいな図体のくせに女子みたいな動きがキモイ」と。

学校の男子全員が嫌ってると。

そんな中、クラスの中心的男子だろう人物が、ある女の子に「俺の女になれ」と告白します。

しかし即答で振られます。

それもそのはず「女のくせに調子に乗るな。俺みたいな男そういない」とえらく自意識過剰な男子ですが、彼女はその本性を見抜いていました。

「あんたみたいに特定の人間を差別して、自分を優れた存在だと勘違いして女をアクセサリーとしか考えていない男は腐るほどいる」これが彼女の答えでした。

丁度体調の悪かった彼女と愛夢は廊下で出会います。

体調の悪そうな彼女を気遣い、保健室へ送っていくと言う愛夢。

その安心させるような笑顔に彼女も「見た目と違って優しい人」だと思い、その言葉に甘える事にします。

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それを見ていたさっきの男子。

教室に帰るなり、愛夢にわざと肩をぶつけ、嫌がらせをしようと試みますが、そこは体格の差。全く歯が立ちません。

そんな彼を、嫌がらせなどとは思わない愛夢は純粋に心配します。

力で及ばないならばと戦法を変える男子。

「お前病気だろ?男のくせに女子みたいにピンクとか。あとゲイだろ?吐き気がするぜ」

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画像引用:ベールに憧れる男第2話

「別にいいでしょ、ピンクが好きで迷惑かけたわけでもないでしょ?」

そう反論する愛夢でしたが、男子はここぞとばかりに周りの男子を煽ります。

「迷惑かけてない?男のくせにそんなの病気だろ?周りみろよ、お前のせいで吐き気を催してるのはオレだけじゃねえぞ。なあそうだろ?」

「そんな訳ない」と否定したかった愛夢でしたが、男子の呼びかけに呼応するかの如く、周りから「似合わない」「気持ち悪い」といった類の中傷が聞こえるのでした。

さっきの事が気になって、いつもの友達との楽しい時間も上の空の愛夢。

いつも通りの彼女たちの様子に

「あの子たちはよく知らないからあんな事を言ったんだ。気にしないでおこう。

全部忘れていつも通り過ごそう!」

そう決意した愛夢でした。

しかし夜になると昼間の事が気になって眠れません。

気分転換に普段あまり見た事のないテレビを見る事にしました。

そこで放送されていたお笑い番組に愛夢は衝撃を受けます。

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画像引用:ベールに憧れる男第2話

太っているだけで笑われる、ブサイクだからって女の人を侮辱する、そんな愛夢の知らない世界がそこにありました。

「こんなんだったら見なきゃ良かった」

そう落ち込む愛夢にテレビは更に追い打ちをかけます。

「男のくせにピンク」「ゲイなの?だったらスカート履け」「キモイ」

そしてそれを楽しそうに笑う人々。

我々にとっては取るに足らないお笑い番組の一場面ですが、愛夢にとっては地獄でした。

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翌日みんなと一緒にぬいぐるみを見に来た愛夢。

今まで自分に似合うかどうかなんて考えた事はなかった。

ただ好きだからやってた事。

でもそれってそんなに気持ち悪いの?似合わないの?

そんな愛夢に更なる悲劇が訪れます。

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画像引用:ベールに憧れる男第2話

同じぬいぐるみが好きな女性からの中傷です。

愛夢は耐えられなくなり、ピンクのセーターを残して逃走します。

あの日から、今まで気にならなかった事が気になりはじめた。

視線が怖い、悪口が鮮明に聞こえる。

でも僕が悪いから仕方ない。

自分に似合わないものは全部変えた。

友達とも距離を置いた。女子と仲良くしてはいけない。

男らしくないものは全部捨てた。

悲しいけど仕方ない。

そうしないと駄目だから。

高校生になった愛夢は知り合いのいない遠くの高校に入学し、普通の男子として生活していました。

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画像引用:ベールに憧れる男第3話

自分に似合う様、男らしく。

正直大変だけど、あの時よりマシならどうだっていい、そんな心境で灰色の毎日を送る愛夢。

そんなある日、一人の男子がヒヨコを持ってきました。

それを愛夢に「踏め」という男子。

「できない」という愛夢に彼は「男らしくない」と言います。

その言葉がトリガーとなって、愛夢はヒヨコを踏みつけてしまいました。

この結果に「やるじゃん!名前と違って男らしいな~!」と大満足の男子。

そして愛夢も「そうでしょ?」と表情筋だけで笑います。

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画像引用:ベールに憧れる男第3話

ずっとその記憶は悪夢として蘇り、愛夢はただ泣く事しかできませんでした。

以上のあらすじを踏まえて感想を書く

まぁこんな風になかなか先人たちに続いて、重いというか深い話なんですね。

とりあえずジェンダーハラスメントとLGBTの違いについて私の認識から書きます。

「ジェンダーハラスメント」と「LGBT」について

ジェンダーハラスメントとは「男らしい」とか「女らしくない」と言った性別による差別だと認識しています。

具体的に言うと「産む道具」とか「男は長髪禁止」なんかもそうですね。

風呂敷広げちゃうと第三者からの「奥さん」とか「おかあさん」という呼びかけもそれに当たる恐れもあるんですが、ここはサクッと「悪口にのみ」に焦点を当てときます。

(そうしないと手に負えない)

対して「LGBT」はそれぞれ

L…レズビアン

G…ゲイ

B…バイセクシャル

T…トランスジェンダー

の略なんですね。よって性的対象者による差別かな?と私は認識しています。

レズビアンは女性が女性を好きになる、ゲイは男性が男性を好きになる。ここは簡単ですね。

バイセクシャルは自分の性別は男性であれ女性であれ、男性も好きになるし、女性も好きになる。

トランスジェンダーはちょっと難しいんですよね。

男性が「心は女性で違和感を感じる」のや、女性が「心は男性で違和感を感じる」このケースはわかりやすいかな?と思うんですが、女性だけど「心が男性で性的対象者は女性」とかの場合どうなるんだ?と思うので個人的に「T」は別問題として分類して欲しいです。

もの凄く乱暴に言うと「オカマ」と「オネエ」と「男の娘」の違いって何?な話なんですよね。

これで愛夢くんが「男が好き」だったり「女の子になりたい」だったらLGBTの領域だと思うのですが、今までの話を読んだところ、その傾向はないと思われます。

「かわいいもの」「きれいなもの」が好きなだけの様なんですね。

喋り方や仕草は女の子っぽいですが、これまた乱暴に言うと厨二病がキャラ設定作り込みすぎて変な喋り方するのと同じで、単に憧れてるからそうしてる。というだけだと思うんですよね。

しかしもっといい例えはなかったのか自分(汗)

愛夢くんは自分が男の子であることに疑問も問題も抱いてなかったんでLGBTよりはジェンダーハラスメントの問題かなぁ?と思います。

あとオネエ=ゲイってのもちょっと短絡的思考かなぁ?とも思います。

そんな私は「水玉ハニーボーイ」とか「気弱オネエと騎士乙女の恋愛プロセス」といったイケメン女子×オネエ男子が大好物でごわすwww

これどういうジャンルに分類されるのか誰か教えて欲しい。

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愛夢くんは本当に問題なかったのか?

個人的見解ですが「全く悪くない」訳じゃないと思います。

ちょっと純粋培養で育ち過ぎたんじゃないかな?と。

comicoのコメントにもあったんですが「これ漫画だから悪くないって言えるけど、実際いたらどうだろう?」という意見なんですね。

私も最初は偏見を持たない自信はないです。

ただその人を知っていくうちに、愛夢くんの友達の様になれるかもしれない。

その時自分で説明できる為にも、自分の立ち位置の認識、それでも自分が好きなものを守りたいという意思はきちんと持ってておくべきだと思います。

その「知識」はちゃんと備えるべきものだったんじゃないかな?

これは愛夢くんよりも親御さんの問題かな?と思います。

愛夢くんの趣味に何も言わない偏見のない親御さんだったとは思うのですが、それ故に世間とのギャップや、それに立ち向かう為の術なんかは一緒に考えてあげるべき問題だったんじゃないかな?と。

愛夢くんの罪は「好きだったものを捨てた」事だと思います。

他人だから勝手に言えるのかもしれないですが、外では使わない様にしても自分の心に正直でいる為に、隠してでも捨てないで欲しかった。

似合わないからという理由で、自分の好きなものを捨て、好きじゃないものに囲まれた愛夢くんの世界は灰色です。

そんな世界で生きる愛夢くんは辛そうです。

自分の心を殺してまで生きるのは違うんじゃないかな?と思わなくもない。

ベールに憧れる男の狙い

今後の展開も気になりますが、少し前ではタブーとされていた事に対してもこうして問題提議できるようになったのがスゴイなぁと思います。

重い話ではありますが、その分社会が多様性になってきた証拠でもあるような気がします。

将来的にこういう話も「過去の風習」となれば良いですね。

しかし個人的に結構好きだった「負債魔王」の後釜に凄いのがきたなぁ、というのが一番正直な感想です。

日曜陣層厚過ぎだろwww

他日曜陣作品についてはこちら

「ナンバカはcomicoでもアニメも大人気!その魅力を凝縮した5分でわかるまとめ」

「comico連載中の大人気漫画・カカオ79%が5分でわかるまとめ」

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